こんにちは。今回は、最近話題になっている「子どもロコモ」について、現状、原因、対策法を徹底解説します。
子どもロコモとは？
子どもロコモとは、子どもの運動機能が低下し、立ったり歩いたりすることが難しくなる症状のことです。ロコモとはロコモティブシンドロームの略称で、もともとは高齢者が筋力や関節の衰えによって起こる症状でした。しかし、近年では、スマホやゲームの普及、コロナウイルスの影響も相まって、子どもの運動不足が深刻化し、子どもロコモが問題視されています。
子どもロコモになると、以下のような症状が出てきます。
- 姿勢が悪くなる
- 骨折しやすくなる
- 転んだときに手が出せなくなる
- 肩こりや腰痛を起こす
- 疲れやすくなる
- 集中力ややる気が低下する
これらの症状は、子どもの成長や学習に大きな影響を与えます。また、放っておくと、将来的には生活習慣病や鬱などのリスクも高まります。子どもロコモは、子どもの健康と幸せに直結する重要な問題なのです。
子どもロコモの原因は？
子どもロコモの原因は、主に以下の3つに分けられます。
- 運動不足
- 生活習慣の乱れ
- 過度なスポーツ
運動不足
運動不足は、子どもロコモの最大の原因です。運動は、骨や筋肉の発達、体のバランスや柔軟性の維持、免疫力や代謝の向上など、子どもの健康に欠かせない要素です。しかし、現代社会では、コロナ禍による自粛生活やゲームの普及により、外で体を動かして遊ぶ子どもが減っています。その結果、運動不足によって、筋力や体力が低下し、ロコモを引き起こしてしまうのです。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れも、子どもロコモの原因のひとつです。食事、睡眠、運動といった基本的な生活習慣が乱れると、骨や筋肉の成長に必要な栄養素やホルモンが不足したり、炎症やストレスが増えたりします。現代では、共働き家庭が増え、親の仕事の関係で就寝時間が遅くなったり、スマホを見て夜更かししたりする子どもが増えています。また、ファーストフードやお菓子など、偏った食生活をする子どもも少なくありません。そういった不規則な生活習慣は、骨や筋肉の成長に大きく影響します。
過度なスポーツ
子どもの頃からの過度なスポーツも、子どもロコモの原因になります。成長期である子どもの骨はまだしっかりと形成されていません。まだまだ未発達な体でありながらも、本格的なスポーツをしている子どもが多く見受けられます。もちろん、スポーツをしたり運動したりすることは子どもにとって大切なことです。しかし、過度なスポーツは、同じ筋肉ばかりを使うことで部分的に負荷がかかってしまいます。トレーニングのし過ぎは、骨の成長を妨げる可能性があるので、注意が必要です。
子どもロコモの対策法は？
子どもロコモは、早期に対策をすることで改善や予防が可能です。ロコモは放っておくと危険です。筋力が低下していたり柔軟性が低かったりすると、ケガをしやすくなります。また、骨がもろくなっている分、転んだだけで骨折してしまう可能性もあります。子どものうちからしっかり予防し、丈夫な体を作りましょう。以下に、子どもロコモの対策法を7つ紹介します。
1. ストレッチをして、姿勢を改善しよう！
まずは、手軽に始められる運動からお伝えします。ストレッチは、筋肉や関節の柔軟性を高め、姿勢を改善する効果があります。姿勢が悪いと、肩こりや腰痛を引き起こしたり、体幹の弱さから疲れやすくなったりします。また、姿勢が悪いと、やる気や自信などメンタル面にも悪影響を与えることがあります。毎日、朝起きたときや寝る前に、5分程度のストレッチを習慣にしましょう。以下のようなストレッチがおすすめです。
- 首のストレッチ：首を左右にゆっくり回したり、耳を肩につけるように首を傾けたりします。ストレートネックや肩こりの予防になります。
- 背中のストレッチ：両手を前に出して背中を丸めたり、両手を後ろに組んで胸を張ったりします。猫背や背中のコリの予防になります。
- 腕のストレッチ：片手を背中に回して肘を押したり、両手を組んで上に伸ばしたりします。肩や腕の
